10月22日(土)「第51回日本PTA四国ブロック研究大会愛媛県大会」が愛媛県武道館で開催されました。
この大会は、四国4県からリモート参加を含め約1,900人のPTA関係者が参加し、シンポジウムと記念講演を通じて、PTA活動の方向性と展望について考えるものです。
シンポジウムでは「考えよう! 子どもたちの幸せを拓くPTAのあり方」をテーマに、学校関係者やPTA経験者ら4名が登壇しましたが、中でも特定非営利活動法人U.grandmaJapan松島陽子代表理事の「PTAが子どもや学校のために何か実現することで、誰もの幸せにつながるのではないか」という言葉に強く共感しました。
その言葉を受け、私自身も地域とともにある学校づくりをし、子どもたちが地域に愛情を感じ、互いに助け合う気持ちや社会貢献したいという思いが芽生えるような活動に取り組み、子どもたちの幸せのために家庭・学校・地域のつながりを築いていきたいと思いました。
また、佐礼谷小学校の中尾治司校長による「PTA 活動を通じ、児童は多様な価値観を持つ人と出会えている。友人の両親と活動したり、地域の方に褒めてもらえたりすることで、子どもの感性が高まる」という話には、PTA活動の重要性を再確認するとともに、活動に対するモチベーションの向上につなげることができたように思います。
記念講演では、西条市出身のテノール歌手 秋川雅史さんが「夢のある人生」と題して講演をされましたが、長くコンクールで成績を残せなかったものの、30歳を過ぎて出場したコンクールで最高賞を受賞したことや念願のNHK紅白歌合戦に39歳で初出場したことに触れ、出場して一夜で人生が180度変わったことや紅白歌合戦に出場するという夢を果たした後、子どものころからの夢だったオペラ初出演を46歳で果たしたことなどを実体験をもとに、夢を持つことの素晴らしさや言葉に出して実行することの大切さを分かりやすく話してくれました。
もちろん講演の途中には「千の風になって」など3曲を披露されましたが、その歌声に涙を流す人が出るほど会場を沸かし、拍手も鳴りやまないような状況でした。
子どものころから夢をエネルギーに変えて歩んできた秋川さんの話は、本当に感動しました。
「夢を持ってプラス思考に生きる。そして人の喜びを自分の喜びと感じられれば幸せになれる」
「10年後、しておけばよかったと後悔することのないよう、今を大切に生きることが大事」
と改めて思い出させてもらいました。
これは子どもだけでなく、私自身にも言えることで、夢を抱き情熱を注いでいた時代を思いだし、よし、やるぞ! また夢を持って頑張ろう! と思えた講演でした。
今回、お手伝いから大会に関わることができ、シンポジウムや記念講演では、心に響く話を聞くこともでき、とても有意義な時間を過ごせたことに感謝しています。
今後、この大会で得られたことを、PTA活動に反映させ、みんなとともに子どもたちの健全育成に取り組んでいきたいと思います。
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