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IMABARI CITY PTA FEDERATION
いじめ・悩み 110番
1月22日、波方公民館の大ホールにて今治市PTA連合会研修大会が行われました。 オープニングアクトには今治少年少女合唱団が出演。子ども達の歌声がホールいっぱいに響き渡ると、その美声に合わせて自然と手拍子が起こり、会場内が和やかな空気に包まれました。 続いて、日頃のPTA活動に対する功労を讃えて表彰が行われ、愛媛県PTA連合会の大西会長様と今治市教育委員会の田坂教育長様より、多数の功労者が賞状と記念品を授与されました。 合唱団の少年少女達は、まさに地域に生きる子ども達の姿そのもの。受賞者の方々もPTA活動の意義を改めて思い起こすと共に、今後も子ども達の為に尽力することを胸に刻んだことでしょう。 会の後半には「キャリアと出産子育てについて」と題した道端カレンさんの講演が行われました。道端カレンさんといえば、十代の頃からモデルやタレントとしてお仕事をされ、美人三姉妹の長女として雑誌やテレビなどでマルチに活躍する姿を記憶されている方も多いと思います。そのようなイメージから我々とは別世界の人と捉えてしまいそうになりますが、そんな彼女も二人の男の子のお母さん。子育てに奮闘し、仕事との両立について悩んだりと、私たちに親近感を抱かせてくれるとてもチャーミングな女性でした。 時代の流れとともに、子育て環境の変化も著しい昨今ですが、カレンさんも自身の子育てやキャリアを通じて、様々な変化を体感してこられた経験を語ってくれました。長子が幼い頃は、子連れで仕事場に出向くなどし、一般的な職場よりも恵まれた環境にいたことを後ろめたく感じることもあったと語っていましたが、現在ではそのような働き方ができる企業も増え始め、キャリアを諦めることなく子育てを続けることができる多様なサポートが社会に増えてきたと実感しているといいます。子育てをする人が、諦めや後ろめたさを抱くことなく、自分らしく生き生きと活躍できる社会は、一人一人の才能をより一層輝かせ、社会全体の豊かさに繋がるのだという希望を与えてくれました。 また、子育てを通じて気づいた学びの本質についても語ってくれました。自身の息子には勉強して欲しいと強く思うあまり、つい悪い点を指摘してやる気を削いでしまっていたけれど、本人が目的意識を持つようになってからは自主的に勉強をするようになったといいます。勉強が苦手だったと語るカレンさんも、今では子どもと一緒に英検に挑戦したり、短期間にいくつもの資格を取得するなど、常に高い目標を持って学び続けています。学びは強制されるものではなく、幾つになっても探求心と挑戦する気持ちがあれば意欲的に取り組むことができるということを自身が身をもって示し、40歳を過ぎた今でも次々と新しいことに挑戦する姿に感銘を受けました。 息子達は小さい頃に母の働く姿を見ていたことを覚えていないだろうと彼女は語っていましたが、生き生きと輝くカレンさんの姿は子ども達にとって大きな道標となっているだろうと感じます。 PTAも同じように、私たち大人が社会の中で生き生きと楽しみながら活動する姿を子ども達に見せていくことが何より大切であると、今回の講演会を通じて教えて頂きました。今後益々多方面でご活躍される道端カレンさんに、またこの今治の地でお会いできる日を楽しみにしております。
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